角島ジェラート ポポロ が豊北町にやってきたというお話

観光で角島を訪れる方は、

角島大橋の近くに可愛くておいしいジェラート屋さんがあるんだって

って噂を聞きつけて立ち寄られる方がほとんどだと思います。
美しい景色、心地良い浜風にピッタリな、お洒落なジェラート屋さん。

地元の人でも、角島大橋がかかってから角島界隈に立て続けに横文字の店名が登場し、パスタ、ピザ、ジェラート…と押し寄せたイタリアンな黒船のひとつ、と捉えている方もおられるかもしれません。

ジェラートショップ ポポロ だった

3羽の親子ペンギンが並んだ可愛いイラストが目印の看板、豊北町だけで知られているものではありません。

…というか、豊北町は2番目にこの看板が掲げられた町になります。

角島ジェラート ポポロ はもともと、宮城県仙台市の近く 宮城郡松島町 で ジェラートショップ ポポロ として営業されていました。

そうです、日本三景のひとつ、あの 松島 です。
ジェラートショップ ポポロは松島湾に注ぐ高城川の河口付近に架かる橋のたもとにあったのです。

東日本大震災に直面

2011年3月11日、大変なことになった!と職場でニュースを見守っていた頃、ジェラートショップ ポポロは現実として東日本大震災に直面していました

引用元の記事によると、

ポポロは海から川に入る最初の橋のたもとにありましたが、そのような危険な場所に建っていたにも拘わらず震災の揺れで倒れた機械のほかには、津波の被害はあわずに済みました。

とのことで、お店の物理的な被害は奇跡的に小さかったようですが、東日本大震災は私達の知ることのできたニュースや、そこから巡らせることのできた想像とは次元の違う影響を及ぼしていることが分かります。
なぜなら、この記事を書き進めるにあたって、私がどんなに話を聞いて、どんなに言葉を選び抜いて表現したとしても、所詮は他人事として虚しく漂ってしまうことを直感してしまうからです。

これ以上私が記事として文字に起こすより、引用元の 角島ジェラートポポロ / ジェラートショップ ポポロ の記事をご覧いただく方が良いでしょう…。

松島店のお客様へ(角島ジェラート ポポロ 2018.2.24)

松島から角島へ

こうしてご縁があって、日本三景の松島から、角島へと景色を変えて、角島ジェラート ポポロ と店名も新たに、2018年に豊北町で営業を開始され、

松島で培ってきたノウハウを活かし、今までの定番商品に加え、新たに山口県の食材を使い、季節の旬を大切にした、心と体に優しい滋味あふれるジェラートを作る予定です。これまでのものを大切にしつつ進化し続けていきたいと思っています!

という意気込みで、まさに進化し続けておられる様子を、豊北町だけでなく、松島にも届けられているというワケです。

今度、角島ジェラート ポポロ でジェラートを味わう機会があったら、遠く1300km離れた街で多くの人に愛され続けたお店があったことに想いを馳せてみましょう。

2019年7月24日 現在、Google Map の衛星写真では、松島の ジェラートショップ ポポロ があった場所は工事のため更地になっていますが、ストリートビューに切り換えるとお店の外観が確認できるという状態になっています。

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Shin
豊北町に生まれ、田舎コンプレックスを抱いてふるさとを飛び出してみたら、メルボルンまで辿り着いたところで郷土愛に気付き、田耕地区から豊北町を盛り上げる「童拳坊主」を立ち上げました。釣りや狩猟、キャンプなどのアウトドアを中心にブログ・SNSでも情報発信しています!

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